最近になり毎年の様に色々、私の状況がかわっています。皆さんは、どんな夢や希望や不安を描いているのでしょうか? 我々それいゆ会にも大きな夢があります。それは福祉、特に高齢化社会により良い、より楽しい、そしてより明るい光、すなわち太陽(それいゆ)をかかげることです。この“ノア”という老人保健施設はそのような考えのもとに設立いたしました。
人は、生まれ、働き、そして老いていくものです。その三番目の人生のお手伝いのつもりです。どうぞ、施設、職員を利用して下さい。一緒に笑い、怒り、そして泣きましょう。自分の子供、孫だと思っていろんな事を話しましょう。遠慮はいりません。それは職員にとっては最高の勉強、ご褒美なのですから!
我々も一生懸命がんばります。自分の親だと思って喜び、悲しみ、そして怒り、泣くでしょう。
最後に老人保健施設とは社会復帰のための施設です。自宅に帰るまでの間、手を取り合って頑張りましょう。第三の人生が楽しく、明るく、幸せであるために!
医療法人それいゆ会 理事長 林 克英
職員からのメッセージ
「老人」という言葉には、どんな意味があるのでしょうか。「老人」のケアに毎日従事している私たちは、このような自問自答を大切にしていきたいと考えています。それは「老人」を“年老いた不自由な人”、“介護を受けなければ生きていけない人”と捉えたくないからです。そのような「老人」への見方からは、人間と人間との対等な関係が生まれてこないのではないでしょうか。
私たちは「老人」といわわれる方々を“人生の先輩”として、より豊かな明るい人生を送られますように、お手伝いさせていただきたいと思っています。